ワインで学ぶ古代文明
ワインの裏ラベル(裏エチケット?)には時々こういう文書が書いてある。
これはチリのワイン、Casa del Cerro。直訳すると丘の家house of the hill。
製造元はワインメーカーであり、ゲストハウスでもあるらしい。へえ素敵。
そして読み進めると、surrounded by the traditional pircaの部分にひっかかる。ぴるかってなんだ?
https://es.m.wikipedia.org/wiki/Pirca
要は石垣のことらしい。モルタルを使わないでつくられてて、1532年のインカ帝国征服以前から今のアルゼンチンあたりでは作られており(アンデス文明)、征服後に全域に広まった。
家囲ったり、畑囲ったり、道沿いにつくったり、家畜囲ったり、とにかく色々使われてたらしい。
自然の石をなんか上手いことはめ込むからモルタルとかの補強なくても大丈夫なんだって。
【追記】
https://wsommelier.com/category/1331/
ピルカという名前のワインの説明に、もっと詳しく、しかも日本語で載っていた。中途半端な情報しか得られなかった愚かな努力を嘆く。
藁と泥を使っていて...みたいな部分は何をソースにしているんだろう。インターネットでpircaと調べてもそういう説明は多分出てこなかったので、気になった。
スペイン語をフランス語の知識で無理やり読み、わからない所(=ほとんど)をGoogle翻訳で英訳して理解するのはだいぶん無理がある。
文の構造は何となく分かるから西英、西日の辞書を買えばなんとか読める気もする。